新生活スタート

散り始めた桜がまだ残り、お天気にも恵まれた某日、娘の入学式があり清々しいハレの日となりました。

1学年2クラス、それぞれの担任の先生方を始め小学校部長、主任の先生のお話のどれもが、教育愛に満ちていて安心しておまかせ出来ると思えました。

「楽しいクラス」であるために、その前段階として「安心」であること。
誰かと比較するのではなく「その子自身の成長」をしっかりとみんなで見守っていきたいということ。
そう話されていたのが印象的でした。

子ども自身も沢山の初めてと沢山のチャレンジに揉まれながらの生活ですが、親もまた、これまでとは違う子どもの見守り方について考えさせられるフェーズとなりました。

ついつい、心配で助け舟を出したくなってしまったり、自分の手のうちで収まるように、危なくないように付いていたくなってしまう…
そんな親心が私にもあります。

今までは手が届く範囲、目が届く範囲で様々なチャレンジを見守ってきたけれど、これからは親の手が届かない所、目が届かない所でチャレンジをして、子ども自身の意思と判断を信じ、任せていくことがいよいよ始まります。

怖がりで、恥ずかしがり屋で、泣き虫だったはずの娘が、私の手を離して笑顔で手を振りバスに乗る姿や「行ってきまーす!」と言って1人で家を出ていく姿を見て、全部全部、親が付き添わなくても、自分で出来ることが確実に増えていて、いつもいつも、手をつないでいなくても大丈夫になったのだなぁと手を離す寂しさが湧き上がってきます。

6年間、きっと素晴らしい経験が娘を育ててくれると思います。
私もまた、親として育ててもらおうと初心に帰る思いです。