架空と現実が交わる子どもの世界


我が家の子どもたちのあそびの一コマから。

架空と現実が交わる長女の再現遊び。
リアルな所はとことんリアル。

我が家にある3つ並んだゴミ箱、コストコ用に迎えた冷凍庫、加えて最後の最後のオチがなかなか面白くて、子どもが見ている暮らしの風景がどんなものなのか、遊びを通してよく分かります。

一方でベランダのプールの滑り台など、リアルと架空がナチュラルに行き来する様子は、この時期ならではの姿だなと思うのです。

国際子ども図書館の児童文学講座でも述べられていたように、絵本でも大人が読んでいると「なんでそうなる?!」と思ってしまう展開も子どもは自由に、いとも簡単に飛び越えて楽しめてしまう。

例えば「かいじゅうたちのいるところ」や「おちゃのじかんにきたとら」などは、現実とファンタジーの世界を自由に行き来する子どもが純粋に楽しめる世界観を象徴している絵本だと思います。

これから学童期に入るとこの世界のバランスは、少しずつ現実の比率が多くなり、ファンタジーはファンタジーとして確立され、境界線がはっきりとしてくるはずです。

今この時にしか見ることの出来ない子どもの世界を、遊びを通して見ることのできる幸せを感じています。