3歳児クラスのレッスン風景〜グループ活動で育む社会性〜
平日クラスの3歳児クラスは午後開講。
2歳児クラスまでは午前レッスンだったところから、保育園や幼稚園で活動してからの参加になるので、子どもたちもまだ体が慣れておらず、お昼寝明けのグズグズモードから始まる子もいます。
少しずつ、リズムを作っていけたらと思っています。
しかしながら毎回のレッスンで見られる成長は、とても著しく、私も親御様方も心を動かされる瞬間が沢山!
3歳児クラスのレッスン指針のひとつに、次のようなものを挙げています。
先生やお友達と共に行う音楽活動を通して、グループ活動に必要な自制心、協調性の芽生えを促す。
単に音楽活動をするだけではなく
教具を配ったり並べる用意やお片付けを協力して行ったり
ミュージックベルで使う音をお互いに交換し合ったり
順番待ちを守ったり…。
自分のやりたい気持ちと、お友達のやりたい気持ち、
それぞれを汲み取りながら関わり、やり取りをします。

「やりたい」という気持ちを表せないこともあるし
逆に他の人を押しのけて自分の気持ちが強く出ることもある。
でも一回一回のレッスンで、回を重ねるごとに、自分の気持ちを表現することや
人の気持ちを汲み取って思いやる心が、確実に伸びているのがわかります。
譲る、譲ってもらう。
同意を得る、了承する。
とってもシンプルな事なのですが、社会生活においてとっても大切なことを、少しずつ経験値を重ねて彼らなりのペースで学んでいます。

コミュニケーションを取りながら活動します。
チームワークが育ってきているこのクラスのレッスンでは、手遊び歌の最後のギュッとおててをつなぐ歌詞のところで3人がそれぞれの手を取りあって締めくくるという、なんとも心動かされる場面がありました。

少し前だったらまだお互いの心の距離があり、お友達同士で手をつなぐことは難しくてママ達とつないでいたと思いますが、信頼関係も少しずつ育まれている様子がうかがえ嬉しくなりました。
保護者様からも、リトミックのレッスンが単に音楽を楽しむ時間だけにとどまらず、子どもたちの様々な心の成長を感じられる時間になっているというお言葉を多数頂戴しております。
母子分離ではなく親子参加だからこその意味を、私自身も改めて見直すことができました。
ご機嫌な時も、そうでない時も、振り返ればHappyと思える時間となるよう引き続き精一杯努めます。


