最近のレッスン風景

0歳児さん〜3歳児さんまで、毎回のレッスンで逞しく成長している姿を見せてくれています。

特にお友達との関係性はとても良く育っていて、教具を独り占めしたかった子が「どうぞ」と渡せるようになったり、使った教具をみんなで協力してお片付けすることもとてもスムーズに行えるようになっています。

目指す度合いやレベルは年齢それぞれの設定がありますが、1歳児〜3歳児までで共通することの一つは感覚と思考を繋いで身体のコントロールをすること。

例えば1歳児さんの巧緻性の紐通し。


大人からすると何も考えずにできる作業ですが
①パーツの穴に紐を通す
②穴から出てきた紐をもう片方の手で掴む
③紐が通ったパーツを手から離す
という作業工程があり、意外と苦戦します。

紐を通すまではできるけれど、その後の②③がまだ思考と感覚が結びつかず、スムーズにいかないということが多いです。

また、カラーボードの道のステップでは、ステップとジャンプの2つの動作を行いますが、先生の見本を見て何をするのか頭では理解していても
いざ挑戦してみるとステップ〜ジャンプの切り替えが意外と難しい!! ということも。

3歳児さんになると更に発展してドレミの導入も兼ねた音の道が登場。
「ドレミファソ」を歌いながらステップを踏んだり。「ドミソ」と1個飛ばしで進んだり。
そして均等なテンポをキープする、などより複雑化します。

みんな必ずジレンマの壁にぶつかる。
表情が曇ることも多々あるし、モチベーションが下がることもあります。

そんな時は「ママがやる様子を見ててね♪」と よく観察してもらいます。
一緒に手を繋いで歩くことも。

頭で考えるよりも感覚を頼りに探りながら何度も動いて納得感を得ようとする子。
頭で考えて目で見て観察して納得してから動く子。
色んな子がいます。

どんな方法を取っても間違いではないし、無理強いもしません。
少しずつ、スモールステップで、感覚と思考と身体を繋ぐ土台を育んでいけたらと思います。