誰でも必ず今日から実践できる!幼保リトミック演習

短大幼児教育科の音楽の授業で去年から新たにスタートした、リトミックの要素を散りばめた「音あそびアンサンブル演習」に私もスタートアップメンバーとして携わらせていただいています。(昨年の様子

私を含め3人の先生方でチームを組み、前例がない中で試行錯誤しながら進めてきましたが、今年はまたプログラム内容を変えながら実践的な力を学生たちが身につけられよう授業案を練っています。

学生達は同時進行で童謡などのピアノレッスンも受講しますが中にはピアノ経験がほぼ無く、多大なコンプレックスを抱いている子もいるのが事実です。

苦手なものにフォーカスした時というのは自信が無くなるし、チャレンジ意欲も無くなるもので、「私には無理」の心のシャッターがガラガラ下りてしまいがち。

その気持ちもよく分かります。
ピアノは専門的なスキルがどうしても必要になるため、人によってはある程度限界があるのもまた確か。

私個人の大前提の考えとして、人はみんな得手不得手があるものだし、ピアノが苦手でも他に自分の力を発揮できるものがあればそれで十分であると思っています。

保育の中での音楽活動はある一部分でしかなくて、
ピアノは得意だけど虫が苦手で近づけない人もいるだろうし
ピアノは苦手だけど工作や絵のセンスがものすごく光る人もいる。

自分の力を活かせる所はとことん活かして、苦手なところは少しずつでいいから底上げの努力をすればいいのではないかと思うのです。

虫が苦手で掴めなくても子どもと一緒に図鑑を見て調べてみることは出来るな、とか。
そういうスモールステップを積み重ねる。
音あそび演習の時間を使って「これなら自分にもできる!」をひとつでも増やしてもらいたい。
せっかく学校で授業を受けるのだから、その時間を活かしてほしい。

苦手だとしてもすぐに実践できる音楽活動がひとつでもあればそれは保育者としての幅や深みをもたらし、子どもたちとのコミュニケーションツールも増える良い機会だと思っています。

そこで、
「誰でも必ず今日から実践できる!」
をテーマに毎回のプログラムを考えることにしました。

ピアノが苦手な子は、とことんシンプルに。
ピアノが得意な子は、どんどんアレンジを。
ただし両者共にここだけは押さえて!

そんなポイントを伝えつつ…

プログラム例としては
「リズムステップで楽しさ無限大!椅子とりゲーム」
というものを行いました。

「ピアノ無理」と言っていた学生も含め、全員が実践し、そして全員が楽しくゲームを進行することができました。

ピアノが無くてもウッドブロックやタンバリンなどの打楽器を使えば、屋外レクリエーションとしてもできちゃいます。

打楽器ver.も全員が実践し、成功しました◎

凝った伴奏じゃなくても、とことんシンプルでも、音楽活動を楽しむことはできるんだ!
そんな実践と実感の時間になればうれしいです。

そして、彼らが巣立ち、社会に出たときに関わるであろう、彼らの向こう側にいる子どもたちの笑顔につながることを願って、毎回の授業に臨んでいます。