【第6回目】東尾久本町通りふれあい館親子リトミック

2024年度初のふれあい館親子リトミックでした。
年度が切り替わり、館に慣れ親しんでいた親子の皆さまの多くがこの春から保育園に入園したり、プレに通い始めたりと入れ替わりがある分、今回はいつもよりゆとりのある活動となりました。
ゆったりとできた分、お子様一人一人に対するきめ細かい寄り添いができたり、お友達同士での関わりも丁寧に行うことができたのではないかと思います。

「リトミックって聞いた事あるけど何やるんだろう?」

そんな疑問を持ちつつ参加してみた、という方もいらっしゃったと思います。
当日飛び込みでご参加下さった方もありがとうございました。

0歳児クラス

静と動をしっかりと音から感じ取っていて音が止まると目をぱちくり。
音が鳴り始めると満面の笑顔!

ふれあい遊びでは心地よくなってウトウトする子もいました。

1歳児クラス

このクラスでも音がつないでくれたコミュニケーションが産まれました。

ママの腕の中で丸まってしばらくじーっと様子を伺っていた子が、大判スカーフを使った活動が始まった時にフッと手を伸ばしてスカーフを掴み揺らし出したのです…!

そこからスーッと心が開くように体を動かす様子に、音楽によって「思わず○○したくなった」が引き出される瞬間の感動を目の当たりしました。

2,3歳児クラス

「自ら音を聴いて、判断して、動く」ということを、みんながそれぞれの表現を見せてくれました。

そして「私の話をよく聞いていてね」と言ったことに対して、耳を傾ける姿勢や教具のお片付け、スカーフのお畳み、順番に並んで待つなどのルール、秩序にもしっかりと対応していて社会性の育みをよく感じられた時間でした。

職員さんが「見ている方も癒された」と言って下さいましたが、子どもたちの行動や表現には嘘偽りがないからこそ音楽によって「思わず○○したくなった!」が引き出される瞬間はとても感動的です。

音楽の抑揚やリズムの変化に対して、子どもはこんなにも素直に反応するのだな、と毎回毎回、本当に驚きと感動があります。

そして、感じたことを自分で考えて、思った通りに自分の体をコントロールして表現する、というスキルが、年齢が上がるごとに確実に育っていることも3クラス続けて見ているとよく分かります。

音楽的な表現はもちろんですが、社会的秩序のある行動まで自ら行い始めます。

自分で順番を待とうとする
自分で考えて動こうとする
自分で動きを止めて我慢をしようとする
自分でお片付けをしようとする

子どもたちはポテンシャルの塊です。
誰もが潜在的に持っている意欲、表現が引き出されるような環境と仕掛けを作って、たくさんの感動に出会っていきたいです。

感じて、考えて、アウトプットしてみる。
そしてそのアウトプットがどんなものでも認められる。
その経験はきっと、心の栄養分となって主体性を育んでくれるはず。

そう信じて微力ながらも音楽を通した子育て支援、地域活動に努めます。