かかわり遊びの中で「はじめて」の瞬間に立ち会えました‼︎

1歳児クラスで「どうぞ、ありがとう♪」の「かかわり遊び」を繰り返し行っていた日のレッスン中のこと。

最後の指先を使う微細遊びの際に「どうぞ」と私が積み木を渡すと、「ありがと!」と可愛らしいお礼を言ってくれました。

なんとその一言が、その子にとっての初めての「ありがと」だったそうで、ママもビックリ!! 私もビックリ!!でした。

その一言が出たあと、何度も「ありがと」を発していて、言う毎に発音も上達していました。
リトミックの活動が発語の促しのひと押しになっていたのだとしたらとても嬉しいです。

0歳児、1歳児クラスのレッスンではお子様の「初めて」の瞬間に立ち会えることがあります。
成長の大きな第1歩目を一緒に見守ることができるのは、リトミック講師冥利に尽きます。

乳幼児リトミックは発達に沿った活動を行うことで、子ども達の知能、運動、心の成長を支えたり促す効果が期待できます。

「かかわり遊び」は1歳児クラスの後期に差し掛かる頃から始まります。
それはその頃から社会性の育みがぐんぐんと意欲的に伸び始める時期だから。
発語に関しても意欲的になる子が増えてくる時期です。
言葉と共に、体感しやすい動きもつけて音楽にのせて行います。

必ずしも「できるようになること」を目的にはしませんが、子どもたちの持つ潜在的な力、意欲が自然と引き出されやすくなる不思議な力がリトミックにはあると感じます。

音楽によって心が動かされ体が反応し、動きや言葉が表現となって出てくる。
その瞬間、大人も子どもも、誰もが最高の笑顔になります。

子どもたちの「感じる心」を受けとめ、あるがままの表現を楽しみ、認める。
リトミックレッスンの場はいつもそんなやさしさに溢れています。