季節のクラフト~遊びの中で育む巧緻性・思考~
音楽活動の他に当教室で積極的に取り入れている季節のクラフト。
年齢ごとに促したい指先の巧緻性や思考、試行錯誤を始め、季節のことや行事に触れるきっかけとして行っています。
1月は節分に向けて鬼の豆入れバッグや糸巻きで作る鬼を作りました。
テープの部分がベタベタくっついて気持ち悪いな。
糸を巻くのがやりづらいな。
そんな快・不快の感覚の中から子どもたちは「じゃあどうしようか?」と自分で思考し、工夫し、試していきます。
指導者側が設定する年齢や成長・発達に沿った“ねらい”を、子どもたちが遊びとして楽しみながら、自然と前向きに取り組める形で進めます。
ジレンマもありながら、自分の手で形が作られていくと達成感や喜びがもたらされ、どの子も完成した作品を大事そうに胸に抱えて帰る姿がとても微笑ましいです。
1年前に作ったクラフト作品を大事に保管して、季節が巡ってきた時に再び飾ってくださるご家庭もあったり、嬉しいエピソードを沢山聞かせていただいています。
季節のクラフトは1年経って繰り返し同じものを作ることも多々あります。
同じものだと一見新鮮味がないように思われる方もいるかもしれませんが、全く逆で必ず新鮮な発見と驚きに出会います。
日々のレッスンもそうですが、定点観測のように、繰り返しの活動の中で子どもたちの様々な成長が毎度見られます。
紙をちぎる手つきがとてもスムーズになっていたり、1年前はテープが付いている所と付いていない所の違いの認知はできていなかった故に、テープが付いていない所にも紙を貼り付けようとしていたのが、極自然にテープが付いている所だけに紙を貼り付けている姿も見られました。
いつの間にか当たり前のようにできている、そして大人からすると、できることが当たり前のように思ってしまうほんのささやかな事。
その成長の一つ一つを取りこぼさずに見届けて、認めていく場でありたいと思っています。
そして、そのことを親御様にもお伝えしていくことで、子どもたちの成長の軌跡を実感していただけたら幸いです。

