子どもの潜在能力が引き出される!リトミックの技と環境づくり

1歳を過ぎると歩けるようになる子もいて
自分の体を自分の意思で動かす力が育ち、自律性がぐんぐん伸びてきています。

「自分の意思で自分の思うように体が動かせる」ということの真の意味は
「動」だけではなく「静」もコントロールできること。

「止まる」「止まったまま動かない」は子どもが苦手とする行為のひとつですが
リトミックでは先生が仕掛ける技によって、子どもが本来持っている
「我慢」や「忍耐」を無理なく自然と引き出すことが出来ます。

リトミックは音の合図によって様々な動きの変化を表現していきます。
「様々な動き」の中には「止まる」という行為も含まれます。

音楽が止まったら自分も止まる。
再び音楽が鳴るまで止まり続ける。

この時、子どもたちは

「いつ音楽が始まるんだろう?」
「次に鳴る音楽は何の動きだろう?」

と、集中力、予測力、思考力、忍耐力など色んな力を総動員して目を輝かせながら
次の合図となる音楽が鳴る瞬間をドキドキワクワクしながら待っています。

予測したものと違う合図が出てきたら
「あ!」とすぐに気づき音楽が流れる中で瞬時に自分の動きを「修正」します。

こんな複雑で高度なことを1歳児クラスの子たちも見事にやってしまうのが
リトミックの面白くてすごいところ。

「忍耐力」や「我慢強さ」などの心の育みは
実は体の動きをコントロールするところから始まります。

子どもが本来持っている潜在能力を乳幼児でも引き出すことを可能にしているのは
「ゲーム性を持って知的に遊ぶ」というリトミックの要となる技と環境作り。


「心の育み」は0〜2歳の乳幼児期に
感覚の体験と動きの学びを遊びの中で蓄積することがとにかく大切です。
ぜひリトミックで心身の土台づくりを♪

レッスンではおうちでも簡単に実践できる
リトミックの「技」のヒントもお伝えしています。